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コーヒーは非常に繊細。コーヒーに適した水の成分、器具に適した水の温度があります。

水の選び方

コーヒー本来の味と香りは、いい水でのみ引き出せる。

コーヒー豆の成分は、水やお湯によって引き出されます。
その水がコーヒーに適していなかったり、臭いがあったりでは、
おいしいコーヒーは淹れられません。
また、コーヒー器具の特性によって、抽出時の適温が異なります。
ほんの少し水にこだわってみるだけで、
きっと、今まで以上のおいしいコーヒーに出合えるはずです。

SCAJ認定コーヒーマイスター Ryohei
日本スペシャリティコーヒー協会認定コーヒーマイスター。日本全国各地のほか、アメリカや台湾・香港・タイなどでも日本のコーヒー器具の普及に努めている。ハリオコーヒーマイスター集団“チームバリスタ”の一人として活躍中。

おいしく淹れる水の条件

日本では水道水でもおいしいコーヒーを淹れられます。しかし、もっとこだわって極上の一杯を求めるのであれば、お水は大変重要です。
コーヒーのための水は、鉄やマンガンなどの含有量が少ないものがよいでしょう。特に鉄分は、コーヒーのタンニンと結びついて風味を損なってしまうのでご注意を。また「軟水か硬水か」とう質問をよく受けますが、レギュラーコーヒーには軟水、エスプレッソには硬水がおすすめです。

軟水で淹れるコーヒー

【味の特徴】

コーヒー本来の味を素直に引き出せ、より酸味が引き立ちます。
まろやかな口当たり。

【コーヒーとの相性】

レギュラーコーヒー向き

硬水で淹れるコーヒ

【味の特徴】

より苦みが際立ち、コーヒー本来の味わいよりもパンチのある仕上がりに。

【コーヒーとの相性】

エスプレッソ向き

水道水で淹れるポイント

水道水を使う場合には、ちょっとしたポイントがあります。都心の水がおいしくないと言われるのは、主に消毒用のカルキ臭。
水道管の鉄分などもおいしさを損なう原因になります。下記のことに気を配るだけでも、それらの原因を取り除けますので、
ぜひやってみてください。

ポイント1

■汲みたての水道水から湧かす。

  • 二酸化炭素がいくらか残っている状態がコーヒーに適しています。
    汲み置きの水、瞬間湯沸かし器や二度沸かし、長時間沸かしたお湯は、二酸化炭素が蒸発しているので適しません。
  • 水道水に含まれる塩素は煮沸で消えます。完全にとはいきませんが、臭いが気にならなくなるでしょう。

ポイント2

■朝、最初に蛇口から出る水は使わない

  • 前日から蛇口に溜まっていた水は使わず、しばらく流してから使用します。

コーヒーを淹れる温度

おいしいコーヒーを淹れるには、抽出時のお湯の温度も重要です。温度が高いほど酸味が強くなり、苦みが弱くなる傾向があります。
使用するコーヒー器具によっても適温が異なりますので、下の図を参考にしてみてください。

抽出するときの温度の目安(ホット)

  • ペーパードリッパー 90℃弱
  • ネルドリップ 80℃前後
  • サイフォン 85~90℃
  • プレス式

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