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豆への知識が導いてくれるのは、おいしい豆で淹れる、おいしいコーヒー。

コーヒー豆の基礎知識

コーヒー豆を知るほどに、コーヒーのおいしさに近づける。

おいしいコーヒーを淹れる第一歩は、おいしいコーヒー豆を見つけることです。
しかし、コーヒー豆の種類は膨大で「何が良いのかわからない」という方も多いでしょう。
このページではコーヒー豆の基礎知識をご紹介します。
豆の知識を得ると、必ずや試してみたい豆がでてきます。
その豆を少しずつ試していくうちに、自分の好みの豆や、豆そのものの良し悪しが
わかってくるようになるはずです。

SCAJ認定コーヒーマイスター Ryohei
日本スペシャリティコーヒー協会認定コーヒーマイスター。日本全国各地のほか、アメリカや台湾・香港・タイなどでも日本のコーヒー器具の普及に努めている。ハリオコーヒーマイスター集団“チームバリスタ”の一人として活躍中。

コーヒーの豆

コーヒーの木の果実から、余分なものを除いて取り出した種子がコーヒー豆(生豆)です。
コーヒーの木には深紅色の小さな実がたわわに実り、通常、1つの実から2粒のコーヒー豆を採ることができます。

コーヒー豆の構造

種子<パーチメント(内果皮)、シルバースキン(銀皮)に包まれて、中に種子がある>、センターカット、果肉、種子(コーヒー豆、普通、一個の果肉のなかに二個が対に入っている)、外皮

コーヒーの産地

赤道をはさんで南北緯25度、北回帰線と南回帰線の間。コーヒーの栽培に適していて、コーヒーのほとんどが生産されるこの地域は、「コーヒーベルト」と呼ばれています。このコーヒーベルトで、世界の約60ヵ国がコーヒーを生産。産地によって、栽培方法も味わいも異なり、産地名がそのまま商品名になっていることもあります。

コーヒーワールドマップ

モカ(エチオピア・イエメン):エチオピア産ハラー地区でとれるアラビカ種コーヒー豆をモカハラー、イエメン産のアラビカ種コーヒー豆をモカマタリとよびます。独特の香りとまろやかな酸味とコクがあります。
マンデリン(インドネシア):スマトラ島でとれるアラビカ種コーヒー豆。深いコクと滑らかな苦み、酸味のバランスが良い。
ハワイ・コナ(アメリカ):ハワイ島でとれるアラビカ種コーヒー豆。バランスの良い、豊かな酸味と甘い香りがあります。
ブルーマウンテン(ジャマイカ):ブルーマウンテン地区でとれるコーヒー豆。酸味、甘味と全ての調和が取れ、風味、芳香が優れています。
コロンビア(コロンビア):コロンビア産のコーヒー豆。甘い香りと柔らかな酸味とまろやかなコクがあります。
キリマンジャロ(タンザニア):タンザニア産のアラビカ種コーヒー豆。豊かな酸味と甘い香り、上品な味わいがあります。
カロン、トラジャ(インドネシア):スラウェシ島でとれるアラビカ種コーヒー豆。カロシ地区産がカロシ、トラジャ地区産がトラジャ。キレのよい上品な苦みと甘味があります。
グァテマラ(グァテマラ):グァテマラ産のコーヒー豆。甘い香り、上品な酸味、芳醇な風味を持っています。
ブラジル(ブラジル):ブラジル産のコーヒー豆。柔らかな酸味と適度な苦みと香りがあります。

コーヒーの品種

コーヒーの木の原種は、アラビカ種、カネフォーラ種、リベリカ種の3種類。店頭でみる豆のほとんどはエチオピア原産のアラビカ種で、全体の約70%を占めます。このアラビカ種を原種として、突然変異や品種改良を繰り返し、現在では約70種類もの品種が誕生しています。産地名同様、品種名がそのまま商品名になっていることもあります。

コーヒーの焙煎

コーヒーの生豆を煎って加熱することを「焙煎」と言います。おいしいコーヒーに欠かせない重要な行程で、「焙煎がコーヒーの味の80%を決める」と言われるほどです。生豆そのものの味と香りを引き出せるかどうかは、焙煎師の腕にかかっていると言えます。また同じ豆であっても、焙煎度によって味が大きく変化するのがコーヒー。焙煎度は大きく分けて、浅煎り、中煎り、深煎りの3つ。煎りが浅いほど酸味が強く、煎りが深いほど苦みとコクが増します。焙煎度は、自分の好みはもちろん、コーヒーを淹れる器具に合わせて選ぶのがよいでしょう。

コーヒーのローストと味の関係は?

  • 浅煎り:ライトロースト、シナモンロースト
  • 中煎り:ミディアムロースト、ハイロースト、シティロースト
  • 深煎り:フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンロースト

浅煎りほど、酸味が強く・苦味が弱く、深煎りほど、酸味が弱く・苦味が強くなります。

コーヒーの挽き方

コーヒーを抽出するには、ミルという機械で豆を挽き粉状にします。この挽き方が雑ですと、味や香りに悪影響を与えます。使用するミルの性能を知り、正しく挽くことが必要です。また挽き方は、細粗挽き、中細挽き、中挽き、粗挽きの4段階に分かれており、挽き方によって味が変わります。挽き方は、コーヒーを淹れる器具との相性もあるので、下の図を参考にしてください。

豆の挽き方とコーヒー器具の相性

器具に合わせて豆を挽けば、コーヒーはもっとおいしく淹れられる。

器具にあった豆の挽き方

豆を挽く際の注意点

Point1
使用するコーヒー器具に合った粒の大きさで挽きましょう。
Point2
粒の大きさが均一になるようにしましょう。
バラツキが多いと、コーヒーの濃度にムラがでます。
Point3
微粉を最小限に抑えましょう。
微粉はコーヒーを濁らせ、雑味の原因になります。
Point4
熱が発生しないように気をつけましょう。
挽く際の摩擦熱が高いと、コーヒーの香り成分が逃げてしまいます。

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